
『今年も干し柿を作るんだよ!』と声が掛かる。

ダイニングテーブルに形の良い柿がゴロリ。
『1個30円で買ってきたんだよ』


干すときはクリップを使って2つをつないでおく。
ひっかける様にして干すんだよと教えてくれる。

次々と部屋の窓から物干し竿に柿を干していく。
『この柿を、時々もむんだよ』と話しながら…

もんでいて、つまみ食いしたくならないかな?
『ならないよ~』の声の後に…
『柿の数は、数えてあるよ』と世話人さんがボソ。

数日後、たんぽぽに行ってみると、玄関先に庭の
畑で採れたサツマイモで干し芋を作っていました。
そういえば、あれはどうなったのかな?聞くと…

梅干しは美味しそうに漬かっており、たんぽぽの
食卓に上がっていました。
手間を掛け、時間を掛けて、作った食べ物。
美味しく作るのは、もちろん大事なことだけど、
『一緒に関わった時間が、本当は一番大事!』
と世話人さん。うんうん、そうだよね。
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支える仕事をしませんか?