新着情報

2022.06.28

光陽荘

暮らしの小窓『どれにしようかな!の支援』

『どんなのが出るのかなぁ!』昼食バイキングを楽しみにしている声が、散歩や活動をしている時に、そこここで聞こえていました。

当日は午前中からいつもと違う雰囲気の中、良い香りが期待感を膨らませて、何となくソワソワしている人も…

全体でメニューの説明をした後に、ウェイターの様に各自担当者からその人に合った説明を受けて、希望する料理をチョイスしていきます。

一般的な暮らしをする中で、誰しも経験をしたことのあるバイキングスタイルでの食事。私達が支援する際には、どんなことに視点を持っているべきなのでしょうか。

まず、基本である『沢山あるメニューの全体を伝える事』。今回は大皿に複数の料理が乗っているので、内訳まで伝えるとなると中々の情報量です。

そして『その料理をどの様に伝えるか』。その人が知っている言葉で伝えられたかどうか。その人が知らない・食べた事が無かったら、どう伝えるか。今回は光陽荘で出た事のない『わらび餅』がデザートに並びました。

どう伝える?「透明で…冷たくて…きな粉がまぶしてあって…冷たいお餅!」わかったかな?「羊かんみたいに昔からある夏に食べる和菓子」イメージは出来ますね。

説明の後に必要になるのは、その情報の中から『どれにするか・どの順で食べるか決める事』です。一皿ごとに楽しむにはどうしましょうか。組み合わせには、好みやセンスが問われますよね。前菜からメイン…好きなものに一直線!あなたはどちら派?

その一皿に込めた思いの中で、さらに気を配る点として、おかずと甘いデザートをどのタイミングでチョイスするか。又、汁が他の料理と混ざらないか。お皿の中での料理の配置、言ってあげないと口の中に入れるまで何の料理かわからない…

又、この日のメニューにはありませんが、からしやレモンなどがそのお皿の中にあると、口に入れてびっくり!という事があってはいけませんよね。

量の選択というのもあります。一皿ごとのチョイスのあり方、1回の食事としての総量の加減。食べ進む中での好みの料理、沢山食べたいですよね!でも、後で後悔する経験は、みんな少なからず1度はあるのではないでしょうか。別腹でデザートがお腹に入ればいいのですが…美味しく食べるための加減ってありますよね。

付け合わせの野菜についても気になるところです。意識して取る方ももちろんいるのですが、全体的には後回しになりがちです。野菜も食べてもらい易い様に、メニュー自体を工夫して『魚の南蛮漬け』にてバランスにも配慮!

串への配慮、デザートなどの皮、熱々の料理への配慮、ドレッシングのチョイス等々、楽しく・美味しく食べてもらう為の支援は多くあります。この日は飲み物の希望・リクエストも出来て、『昼飲み』ってヤツですか!美味しそうに飲まれてました。

情報を『言う』ではなく『伝える』という事。それは、相手がそれを理解して初めてその支援や行為が有効な意味を成します。個々の利用者ごとに必要とする支援方法や配慮があってこその、より良い援助・食事の時間となるはずです。

コミュニケーションは相手との相互作業です。その方が何を求めているのか…に応じる事ですが、その選択肢自体がわからない・知らないと選ぶ事も出来ません。情報を伝える事が大事だとわかってはいても、伝わる様なコミュニケーションは意識的に行う必要がある点と、伝わったかの確認が無いと意味を成しません。

朗らかな会話の中、笑顔の昼食会が繰り広げられ、それぞれのお皿が品切れ状態になっていきます。食べ過ぎには気をつけてねって声掛ける反面、こういう時は好きな物を満足出来る様に食べてほしいなと思うのはみんな同じですね。
そして、『どれにしようかな?』食べる楽しみはもちろん、選ぶ楽しみ、自分でコントロール出来る喜びも味わって欲しいものです。

ん!誰のでしょうか。自分の食欲に素直な方のプレートを見つけました!どれから食べようか嬉しい迷いの中、ちゃんときれいに笑顔の満足顔で、最後まで美味しくいただきました!大満足のバイキングでした。

 

RECRUIT

福祉を通して地域の方を
支える仕事をしませんか?